北海道初!養殖のムール貝
- 魚介類
北海道北西部の積丹半島に位置し、日本海に面した余市町。2016年から北海道立総合研究機構と余市郡漁業協同組合がタッグを組んで、地元の飲食店シェフ協力のもと、ムール貝養殖試験を開始しました。
これまでムール貝は海外では養殖が盛んで、日本ではホタテやカキ等の養殖でくっついてきたものを取って出荷されている場合がほとんどでした。
『余市のムール貝』は余市の特産品として、現在では道内の飲食店のみならず、全国にその名が広まりつつあります。
ヨーロッパではおつまみの定番『ムール貝』とは?
ムール貝(ムラサキイガイ)は、イガイ科に属する二枚貝の一種。
もともとはヨーロッパ、地中海原産ですが、大型船の船底に付着するなどして世界中に広がり、日本でも1930年代に神戸で生息が確認されて以降、強い繁殖力で全国各地に定着しました。
貝から毛のような足糸を出して、海岸の岩などに群がるようにびっしりと張り付いて生息し、身はオレンジ色をしてクセがなく食べやすいのが特徴。
ヨーロッパではバケツに山盛り入れてビールや白ワインと一緒に楽しむのが定番で、日本でいう、ビールと枝豆のような存在です。
小ぶりだけど風味抜群!ふっくらジュージー!貝のエキスたっぷりの汁も余すことなくお使い下さい。
『余市のムール貝』はフランス・モンサンミッシェルのようなムール貝を目指し、通常2年貝で獲るところフランスに倣い1年貝で漁獲。
4~5月の身がしっかり詰まった産卵時期直前のものを水ではなく、貝の口を早く開かせるために湯から短時間で煮ているので、小ぶりながらもやわらかくてふっくらジューシー。
1年貝は海藻などの付着物が少なく、手早く除去できるため、貝へのストレスやダメージが少ない綺麗な貝を旨みエキスたっぷりの煮汁ごと真空パック、冷凍しています。
流水解凍後、開封せずにパックのまま湯煎し、シンプルにレモンを搾ったり、ガーリックバターやワイン蒸しでお召し上がりください。
ムール貝のエキスが詰まった汁は捨てずにパスタやスープ、パエリアや炊き込みごはん等に使用できます。 特有の臭みや雑味、えぐみのない、きれいな余市の海で育ったムール貝の磯のいい香りと豊かな風味を存分にお楽しみ下さい。