ウニの塩水パック発祥地は余市町!
- ウニ
「塩水パック」発祥地・余市町で今年もウニ漁が好調スタート!
今年も余市町のウニ漁が始まりました。5月21日に初セリが行われ、市場には色鮮やかなウニの塩水パックが並びました。
関係者にお話をうかがったところ、「今年は特にムラサキウニの身入りが良い」とのこと。幸先の良いスタートになりました。
「塩水ウニ」とも呼ばれるウニの塩水パック。今でこそ全国に流通していますが、この塩水パックの発祥地は実は余市町なんです。
余市郡漁業協同組合にうかがうと、当時の資料は残っていないそうですが、今から30年ほど前に考えられた技術だそうです。
塩水パックが誕生する前は、全国的に「折ウニ(板ウニ、箱ウニ)」が主流でした。
ウニの殻を割り、不純物を取り除き、むき身をひと粒ずつ板の上に並べて折詰めにする作業は、相当な時間と労力を要する大変な仕事。また、身がやわらかいウニの形を保つためにも、ミョウバンという食品添加物が不可欠でした。
そんな漁師さんたちの負担を少しでも減らすため、試行錯誤をしながら考えられたのが、塩水パックです。
殺菌海水や人工塩水にむいたウニを入れて密閉パックにするというアイデアのおかげで、漁師さんたちは省力化できるだけではなく(殻割りや不純物を取り除く作業は必要ですが)、漁の翌日に市場に出荷できるようになりました。折ウニではそうはいきません。
またミョウバン不使用なので、むきたてに近いとろけるような食感と本来の甘さを楽しめるようになりました。おいしい塩水ウニを味わえるのも、余市町の漁業関係者のアイデアと努力のおかげですね。
余市町のウニ漁は8月下旬ころまで続きます。粒ぞろいで味の良い余市町のウニをたっぷり楽しんでください!
ふるさと納税返礼品<ウニ>について
ウニは漁期が短く、また期間中も天候や海の状態によって漁に出られない日があるため、良質なウニを確実にお届けするためにも、事前予約とさせていただいております。
2023年の夏にお届けするウニは、2022年8月下旬(または9月)~2023年4月ころまで予約を受け付ける予定です。