食の旬暦

余市ワイナリー訪問記(15)
LOW BROW CRAFT

今年で4年目を迎える「余市町感謝祭」。
2023年も、余市町のワイン産業そして余市町というまちを応援してくださっている寄附者のみなさまへ感謝の気持ちを込めて素晴らしいワインセットをご用意いたします。
「余市町のために」と、ご協力いただく、造り手のみなさんからお話を伺いました。

目指すのは「気軽に飲んでもらえる大衆ワイン」

千葉県出身の赤城さんが余市に来たのは2014年のこと。ワイナリー会社でブドウ栽培の会社員をしていました。
ブドウを栽培していく内に、自分でワインを作りたいと考えるように。

「余市に来る前も、酒屋や飲食店で働いたり、お酒を提供する立場だったから最終的にお酒を作りたいっていうのも必然的な流れかな。」

栽培の仕事を4年間勤め上げ、2019年に畑を取得。
ブドウを育てながら、ドメーヌ・タカヒコ 曽我さんの元で研修を始めました。

登地区の中でも山側にある、赤城さんのブドウ畑。
「動物は出るよって言われていたんですよ。」
畑をネットで囲い、うさぎやたぬき・鹿などと共生しながらピノグリと、ツヴァイゲルトを自然に近い形で育てています。
自社のピノグリは昨年、ツヴァイケルトは今年初収穫。自社ブドウでの醸造も始まりました。

目指すのは「気軽に飲んでもらえる大衆ワイン」。
「ワインって格式高いイメージがどうしてもある。それが嫌だったので庶民的なという意味のスラング”LOW BROW”を屋号にいれたんです」と赤城さん。

前職のブドウ栽培の師と醸造の師曽我さんから学んだ技能を生かし、ブドウ栽培からラベルのエチケットまですべて一貫してやりたいと考えています。
「職人として、作品に誇りをもってやっていきたい」

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